暑い夏の屋外遊びで一番気をつけたいのが、熱中症。水分補給を忘れて遊びに夢中になっていると大変な事態を招くかもしれません。この時期に絶対覚えておきたい熱中症対策を、葛西にある「みやのこどもクリニック」の宮野先生に伺いました。
高温多湿の環境で長時間にわたり運動などを続けた場合や、乳幼児では過度に厚着をしたり、日中炎天下の環境で窓を閉め切った状態で、車内に放置された場合などに発症する身体の状態を総称して熱中症といいます。症状は、めまいや顔のほてりから始まり、「イライラしてくる」、「筋肉痛や筋肉のけいれん(こむらがえり)」、「体のだるさや吐き気」、「汗がどんどんでる、またはまったく汗をかかなくなる」という順番で症状が重症化します。
「手が冷たい」、「指の爪を押してピンク色に戻るのに3秒以上かかる」、「皮膚がカサカサしてくる」、「汗が出ない」、「脈が速くなる」、「筋肉痛や筋肉のけいれんが起きる」などの症状は危険なサイン。すぐに涼しい場所に運び、衣服を緩めて寝かせ、意識があれば水分補給をしましょう。高体温の場合は体を冷やすことが重要です。
水分補給を十分にするとともに、こまめに日陰で休憩することが大切。遊びに夢中になっている時も適度の休憩を心がけましょう。日頃からできる身体づくりとして、睡眠をしっかりとり、早寝早起きを。また朝食、昼食、夕食はもちろん、おやつで水分、塩分補給することも大切です。
日頃の水分補給は、水、ミネラルウオーターや麦茶などで十分ですが、熱中症予防のための水分補給は電解質を含んだ経口補水液(OS1)が最適です。
水500ml に塩0.75g、はちみつ大さじ1(1歳未満は砂糖小さじ2杯)、レモン汁大さじ1を混ぜれば完成!またスイカと塩の組み合わせもOK。スイカ100g に、食塩を2ふりすると十分な補充になります。
住所 | 〒134-0085 江戸川区南葛西2-18-27 MAP |
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電話 | 03-3869-4133 |
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定休日 | 土曜午後診療、日曜 |
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