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この町のわたしのスキなひと(浦安)
有限会社インスタント 代表取締役 本間章郎さん

有限会社インスタント 代表取締役 本間章郎さん

Photo/Saori Kojima
Text/Ayako Futatsuya

 ひとつの文化が土地や人に根付くまで、どれくらいの時間と努力が必要なのでしょうか。浦安にあるスケートボードショップ「instant」を営む本間章郎さんは、日本スケートボード協会の競技委員として各地で開かれるコンテストのMCを務めたり、雑誌でコラムを書いたりと、スケートボード文化をもっと日本に浸透させようと日々尽力しています。

有限会社インスタント 代表取締役 本間章郎さん特集

 本間さん自身がスケートボードに出会ったのは中学2年生の頃。「もともとサーフィンをしていたんですが、海に行けないときの練習用に先輩からスケートボードをもらったんです。そうしたらもう、サーフィンをやらなくなっちゃいました(笑)」。学生の頃、浦安でアルバイトをしていた縁で、浦安駅前にお店を構えることになったのは1995年のこと。当時スケートボードをやる人はまだ少なく、広めたい一心で「町にいる中学生に自分のボードをあげたりしていました」と笑います。

 まず直面した壁は、“ 汚い・うるさい・危ない”と言われ、スケートボードをやる場所がなかったこと。本間さんは、「心置きなくできる場所がほしい」と、浦安市長へ直談判のメールを送りました。するとある日、新浦安駅前ですべっている所にひとりの大柄な男性が近づいてきて「君らか! うるさいのは」と声をかけてきました。その人が、松崎浦安市長でした。「スケートボードをする俺たちって、ガラが悪いんですよ? あんな市長いませんよね(笑)」と、物怖じしない市長のインパクトを振り返ります。それをきっかけに本間さんたちの声は市に届き、2年もかからず「舞浜スケートボードパーク」が整備されました。無料で使えることや、スケートボーダーの気持ちを理解した使用ルールが評判を呼び、100 人以上が訪れるほど混雑するまでに。来春には拡張が予定されています。

有限会社インスタント 代表取締役 本間章郎さん特集

 2020年の東京オリンピックの追加種目としてスケートボードが競技に加わることになり、今スケートボード業界には追い風が吹いています。「35年やってきて、初めてのチャンスかもしれない」と本間さんも希望に目を輝かせます。instant では不定期でスクールも開催し、3歳から50代まで、60人の定員があっという間に埋まってしまうほどの人気ぶりだとか。「オリンピックをきっかけに、印象がよくなるといいですね」。本間さんの期待が現実になるまで、きっと後少しです。

有限会社インスタント 代表取締役 本間章郎さん

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Data

スケートボードショップ instant浦安店
スケートボードショップ instant浦安店
住所 〒279-0002 千葉県浦安市北栄1-15-5 3FMAP
電話 047-381-0968
営業時間 営業時間 12 : 00?20: 00
定休日 無休(大晦日・元 旦は休業)