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この町のわたしの好きな人(船堀)
正村家具 正村英樹さん

正村家具 正村英樹さん

Photo / Saori Kojima
Text / Satoko Nemoto(Sawa-Sawa)

結婚して家族ができたとき子供が小学校に上がったとき
正村家具 正村英樹さん特集

 団地やマンションが立つ船堀の住宅地に、地域の暮らしを支える“ 町の家具屋さん”があります。3フロアからなる店内は広々。ダイニング、リビング、キッチンそれぞれの家具と生活雑貨が整然と並んでいます。『正村家具』の店主は、3代目の正村英樹さん。「1931年に祖父が森下で創業しました。ものがなかった時代で、木のたらいや木製の冷蔵庫などの生活必需品を集めては、都内に卸していたそうです」。木製の冷蔵庫! 「中に氷を入れて冷やす冷蔵庫です。『三丁目の夕日』みたいですよね(笑)」

地域の方が生活の節目ごとに来てくださるのが嬉しいですね
正村家具 正村英樹さん特集

 江戸川区に移転したのは1966年。高度経済成長で生活が豊かになり、洋服箪笥(たんす) や下駄箱などの“ 箱もの家具”がよく売れたそう。「父の代になって小売りを始め、お客様の声を聞いて独自の商品も作ったと聞きます。例えば、団地の狭いキッチンに置けるように、作業台を収納できる幅50㎝の食器棚を考案したそうです」 

 そして今は暮らしを楽しむ時代へ。特に正村さんが力を入れているのは、椅子やソファ、ベッドなどの“人体系家具”です。「人間工学に基いて設計された家具を選んで、部屋でくつろいでいただきたいですね」

正村家具 正村英樹さん特集

 試しにダイニングチェアに座らせてもらうと、足裏全体が床につき、背もたれとひじかけの位置もぴったり。体全体が包まれるような感覚でリラックスできます。「体重をいろいろな所に預けられるから楽なんですよ」と正村さん。「使い心地だけでなく、部屋の広さ、家族構成、動線などを伺って、その方に合う家具をおすすめしています」

 家具は頻繁に買うものではないけれど、生活の節目節目で必要なもの。「子供の頃に学習机を買った方が、結婚を機に来てくださったり。新婚時代に家具を揃えたという方から、子供が独立したので家具を小さくしたいという相談もあります」と嬉しそうに話します。

 創業から80余年。時代によって扱う家具は変わっても、「地域の方によりよい暮らしを提案したい」との思いは、変わることなく受け継がれています。

※記事内容は2016年2月時点のものです

正村家具 正村英樹さん

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Data

正村家具
正村家具
住所 〒134-0091 東京都江戸川区船堀7-18-17MAP
電話 03-3680-4405
営業時間 10: 30~19:00
定休日 水曜定休
その他 カード可
アクセス/船堀駅南口より徒歩15 分※駐車場完備

【編集担当/papa】
ただ「家具」を販売するだけでなく、住んでいる方が快適に暮らせる「空間の心地良さ」まで提供してくれる『正村家具』さん。インテリア雑貨なども豊富に揃っているので、買い物帰りなどにふらりと立ち寄っても楽しめますよ!