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この町のわたしのスキなひと(新浦安)
koloni(コロニー) 古川佳代さん

koloni(コロニー) 古川佳代さん

Photo/Saori Kojima
Text/Ayako Futatsuya

 まっすぐ延びる道に沿って整然と家々が並ぶ入船の住宅街に、「koloni」と書かれた小さい看板がちょこんと立っている住宅があります。ここは、古川佳代さんがご自宅の1階で営む北欧ビンテージ雑貨のお店とカフェ。“普段づかいできるものかどうか”という視点で古川さんがセレクトした実用的な北欧雑貨たちが並んでいます。

 結婚を機に浦安にやってきた古川さん。それまでは京都で暮らしていたこともあり、古い町とまだまだ新しい新浦安の町とのギャップに最初はあまりなじめなかったそう。2007年にkoloni を創業したときも、「『この町にはあんまり北欧雑貨が好きな人はいないんじゃない?』と言われたことがあって、すごく心配になりましたね」と振り返ります。でも、“もっとカジュアルに北欧雑貨を使ってもらいたい”という古川さんの想いは着実にファンを増やし、市内外からお客さんが訪れるようになりました。

koloni(コロニー) 古川佳代さん特集

 最初の5年は別の場所で営業し、その後イベント出店やネットショップを運営。ちょうど1年ほど前に中古住宅をリノベーションして現在のお店をオープンしました。「次に店舗を構えるときは、実際に雑貨を使ってもらうスペースをつくりたかったんです」とカフェも併設。古川さんが買い付けのため何度も現地に通ううちに覚えたり、友人に教えてもらって覚えた北欧料理を月替わりで提供しています。「砂糖を入れる器を小鉢代わりにしてカフェで使ったりすることで、使い方のアイデアを見せています。自分だったらどう使うか、などなにかをイメージしてもらえたら」とほほえみます。

koloni(コロニー) 古川佳代さん特集

「北欧の町と浦安は、海を近くに感じてのんびりしているところが似ている気がします」と古川さん。この日もカフェでは数組の女性客が昼下がりのおしゃべりや読書など思い思いの時間を過ごしていて、ゆったりとした時の流れを感じさせました。そして古川さんがもうひとつ見つけた共通点は、暮らしの彩りを大切にする女性の強さ。「東日本大震災が起こったとき、もうガラスやビンテージものは売れないんじゃないかって思ったんです。でも、常連さんは 『家のお皿が割れちゃったから、どうせなら好きなものに変えようかなって思って』とすぐに来てくださったんです。この町に住む女性の前向きな明るさを感じましたね」。そのとき古川さんの心の中に湧き上がったのは、「やっぱりこの町でもやっていけるな」という、浦安の町への愛着と信頼の気持ちでした。

koloni(コロニー) 古川佳代さん

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Data

住所 〒279-0012 千葉県浦安市入船4-12-17MAP
電話 047-718-2062
営業時間 11:00~17:00
定休日 日~水定休※買い付け時など臨時休あり
URL http://www.koloni.jp