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この町で食べておきたいこの一皿(京成小岩)
中華料理 永楽

中華料理 永楽

Photo/Takashi Nishizawa
Text/Hiromi Onda(Listen)

カリカリ&肉汁じゅわり 肉と野菜のうまみを凝縮した 伝統のたれなし餃子

 昭和11年、初代・永嶋久吉さんが満州でごちそうになった家庭料理の味が忘れられず、帰国後、小岩村で創業したのがこちら、『永楽』です。2代目・驚冶さんが店主となり現在の北小岩へ移転し、3代目の三寛さんは18歳で店を受け継ぎました。

中華料理 永楽特集


 創業当時は「焼き餃子」として親しまれていた看板メニューの「たれなし餃子」。命名したのは常連のお客様でした。「永楽の餃子は、餃子本来の味がする。タレをつけなくてもうまいよ」と評判になり、いつの間にかその名が定着しました。ふっくらと蒸しあげ、カリカリに焼いて仕上げた餃子は、ひと口かじると中からたっぷりの肉汁があふれます。豚肉のコクとキャベツの甘み、にんにくやニラの香りや辛みが口の中で絶妙に混ざり合う、忘れられない味わいです。もちもちの弾力ある皮も食べ応え満点。「冷たいビールとともに、また、ごはんのおかずとしても人気です」と、永嶋さんは常連さんたちの楽しみ方を嬉しそうに教えてくれます。

中華料理 永楽特集


 うまさの秘密は、長年の信頼と職人の技にあります。野菜は、「創業以来お付き合いのある地元の八百屋さんから仕入れます」。季節ごとにいちばんおいしい国産の野菜を使用。産地と時期によって変わる特徴を見極め、日々変わらぬ味を作り出すのが職人の力です。餃子の皮は30年変わらぬ専門店に特注で作ってもらっているオリジナル。「餅は餅屋。野菜もそうですが、信頼できる専門家に任せるのがいちばんです」。永嶋さんは「蛙の子は蛙」と自身も商人の家に生まれたことをアイデンティティとしながら、料理人としてのこだわりを日々まっとうしています。

中華料理 永楽特集


「店を80年、職人になった自分を30年育ててくれた小岩に、仁義と恩義を感じています」。この町をたくさんの人に知ってもらいたいと、現在は、古から子孫繁栄の聖地のひとつと考えられる小岩を、恋岩、恋話、恋輪と愛称で呼んでもらえるよう活動中です。「恋の町・小岩で人と人がつながってもらえると嬉しいですね」と永嶋さん。伝統の味をきっかけに、新たな町の魅力が生れる予感がします。

※記事内容は2015年10月時点のものです

中華料理 永楽

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Data

中華料理 永楽(えいらく)
中華料理 永楽(えいらく)
住所 〒133-0051 東京都江戸川区北小岩5-16-2-1FMAP
電話 03-3657-7527
営業時間 11:00~14:30、17:00~20:30、土・ 日・祝日12:00~14:30、18:00~20:30
定休日 火・月末水曜定休
その他 アクセス/京成小岩駅北口より徒歩6分 メニ ュー/たれなし餃子400円(写真は3人前)、 タンメン840円 ※カード不可

【編集担当/osa】
店先には恋愛成就を願う恋の岩・道祖神などをお祀りしてあって、恋の町として小岩を広めたいという、永嶋さんの熱い地元愛に、感動させられます。週1で通うツワモノもいるという名物餃子を食べつつ、恋愛祈願もしてみては?