Photo/Saori Kojima
Text/Ayako Futatsuya
子どもの頃、よく遊んでいたおもちゃを覚えていますか? 「レゴ(R) は弟の大切なおもちゃだったので、『触らないで! 』なんて言われていました( 笑)。だから、憧れのおもちゃが教材になるなんてワクワクしました」と弾むように話すのは、ラーニングセンター新浦安の代表を務める池田彰子さん。この教室では、ブロックおもちゃ「レゴ(R)」での遊びを通じた教育を行っています。
始まりは、池田さんがお母様のそろばん塾を手伝い始めたことでした。「私はそろばんとかお習字はキライだったんです(笑)。でも、算数を教えることならできるかなと思ったのが最初の一歩でした」。美術大学出身で元来ものづくりが好きということもあり、子どもたちに算数を教える際にパズルや積み木を使っていた池田さんは、18年ほど前に学習塾仲間の紹介でレゴRを使った教育を知り、早速そろばん塾の一室を使って教室をスタートさせました。最初は幼稚園児だった息子さんやそのお友達を集めてスタートした教室も、今では幼児から中学3年生まで幅広い年齢の子どもたちが、レゴブロック(R)を手に試行錯誤をしながら、自由なものづくりを楽しみ学んでいます。
「“ 好きなことをとことんやる”。これは、知識詰め込み型の教育へのアンチテーゼなんですよ」。その方針は、池田さん自身が厳しく育てられ、高校生で反抗期を迎えた経験が関わっているそう。「詰め込んだ知識は、子どもに教えることができるスキルのひとつにはなっていますが、私の人生にはあんまり役立っていないんです」と言う池田さん。活きていると感じているのは、20年ほど前に出会ったアドラー心理学の「勇気づけ」の考え方。「子どもが自分のアイデアで作ったものに対して、ポジティブな言葉掛けを続けることで『好きにやってもいいんだ』、『自分はありのままでいいんだ』と思うようになります。池田さんはレゴ(R)でできた赤い鳥の作品を手に取り、くちばし部分の黄色いブロックをひとつずらして見せてくれました。「ほら、こうしても鳥に見えるでしょ?正解はないんですよ」
教室以外にも幼稚園や子育てミーティングに呼ばれて講演をすることもあり、「高校1 年生のときに越してきて以来離れられない」と言う浦安の子育てに尽力している池田さん。「終のすみかはやっぱり浦安がいいね」と、夫婦の会話も浦安愛にあふれているそうです。
※記事内容は2017年3月時点のものです
住所 | 〒279-0012 千葉県浦安市入船4-12-21 MAP |
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電話 | 047-353-8989 |
営業時間 | ※レッスンによって曜日、時間が異なります。詳細はHP「ラーニングセンター新浦安」で検索してください |
URL | http://www.learningc-s.com/ |