Photo/Saori Kojima
Text/Ayako Futatsuya
1988年、西葛西に1号店をオープンしたメキシコ料理店「エルトリート」。当時はまだまだ珍しかったかもしれませんが、今ではメキシコ料理は日本でもポピュラーになり、開店から30年ほど経った今も多くのファンに愛され続けているレストランです。
エルトリートの看板メニューは「ファヒータ」。熱々の鉄板にのせられたお肉や野菜を、トルティーヤで包んでいただく定番料理です。数あるファヒータの中でも、今回はビーフ、チキン、シュリンプに加え、アボカドやトマト、タマネギ、ピーマンなどの野菜もたっぷりの「トリオファヒータグランデ」をオーダー。2~3人で楽しむのにちょうどいいボリュームです。
早速、きつね色に焼き色が付いたトルティーヤを1枚取り、思い切って具材を“全部のせ”して包みます。添えられた3色のソースは、赤が「ピリ辛のサルサピカンテソース」、緑はまろやかな「ガッカモレ( アボカドのディップ)」、白は爽やかな「サワークリーム」。つけるソースしだいで味の表情が変わるのを楽しめます。たくさん入れた具材がこぼれ落ちないように、大きく口を開けてガブリ。トルティーヤのモチモチ食感の後に、スパイスの利いたジューシーなお肉のうまみを感じ、思わず顔がほころびます。
「お肉はスパイスやフルーツジュースにじっくり漬け込んだものを使っています。ガッカモレやサルサピカンテソースも、お店で一から手作りしているんですよ」とおいしさの秘訣を教えてくれたのは、店長の畑山さん。半年ほど前に西葛西店にやってきたばかりですが、この町ならではの多彩な雰囲気を感じているようです。「新宿店はビジネスマンが多いのですが、西葛西店は主婦や家族連れでにぎわっていますね。インドの方もいらっしゃるので、当店限定で(ベジタリアンに対応した)野菜だけのメニューも提供しています」
ほどよい辛みが食欲をそそるファヒータは、暑い夏にピッタリの一皿。気が付けばすぐに次の1枚に手が伸びていました。うれしいことにトルティーヤは食べ放題なので、せっかくならみんなでわいわい、思う存分食べ過ぎちゃいましょう。
※記事内容は2017年7月時点のものです
住所 | 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6-10-15 MAP |
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電話 | 03-5696-7488 |
営業時間 | 11:00~24:00(L.O.23:00) |
定休日 | 無休 |
その他 | アクセス/東京メトロ東西線「西葛西駅」より徒歩約2分
メニュー/トリオファヒータグランデ2990円(税別) |