Photo/Saori Kojima Text/Ayako Futatsuya
原材料は食べられる素材だけ。どこか温かみのある色合いなのは、すべて野菜で色付けをしているから。手間ひまはかかるけど、小さい子どもとその家族に使ってもらうために。そんなやさしさが詰まった手作りねんど「テテテ」を製作しているのは、ててのて製作所のヤサクトモコさん。野菜ソムリエプロの資格を活かし、ニンジンやカボチャといった野菜を使ったねんどを商品化しました。「食べちゃいそうって思われますが、保存料の代わりに塩を使っているので、すごくしょっぱいんです。子どもが口に入れてもすぐに出すと思いますよ」と笑います。
「子どもが1歳くらいのときから、ねんどに触らせて指を動かすといいと聞いたんです」というヤサクさん。初めは市販のものを探しましたが、海外製で、どんな環境で作られているかわからないものが多いことに違和感を覚えたそう。「それなら、自分で作ってみようかなって。留学していたときに知ったんですが、海外では普通に家庭でねんどを作るんですよ。クッキーを作ったついでにあまった小麦粉で…とか。だからできなくはないなと思ったんです」。子育ての合間に少しずつ試作を重ね、1年ほどかけて完成させました。
「子どもの発想はおもしろい。大人が想像つかないことをしちゃうんですよ。うちの子も、最初はにぎにぎしたり、つぶしたりしていましたが、小さく丸めたねんどをブルドーザーのおもちゃですくって遊んでました」と感心した様子。また、「お米のニオイって大人にはわからないけど、小さい子どもは敏感だからわかるんです。コメのテテテを持って、米びつを見に行った子がいるんですよ! そうやって、本物と比べてみるのもいいんじゃないかと思います」と、ヤサクさんはテテテが食育につながることにも期待しています。
ご主人の実家が江戸川区という縁で、小岩で暮らすヤサクさん。「もともと下町は好きなんです。江戸川区は小さい子を連れていると声をかけてくれて、みんなやさしい。住みやすい町ですよね」。テテテが生まれたのは、わが子を大切に思う気持ちが始まり。この町で同じように子育てをするママたちにもその思いが届くように。「テテテがお子さんのコミュニケーションツールになってほしい」。やわらかいけれどしっかり弾力もあるテテテは、やさしくて芯の強いヤサクさんに似ている気がしました。
電話 | 050-3557-0219 |
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営業時間 | 電話受付時間 10:00~16:00 |
URL | http://tetetenote.com/ |
その他 | こどものための米とやさいのねんどテテテ 30g6個入り 2160円
注文はウェブより |