“カットソー”
温故知新でつくりあげるカットソー
国産素材を使い「家族で愛用してもらえる洋服」をコンセプトにカットソーを製造販売している「中村縫製」。 初代・中村英則さん・紀代子さんの夫婦でランニング・シミーズなど下着類の縫製業を50年前に始め、その後、二代目の息子さんに受け継がれ、アパレルブランドのOEM・ODMとしてカットソー製造を開始。2019年8月にはショップを構え、生地、パターンなどを作り込むオリジナルブランドをスタートしました。「カットソーは日常着。着心地のよさはもちろん、毎日洗っても耐え得る品質を」と中村さんが見せてくれた縫い目は、左右に強く引っ張ると生地の伸縮に合わせ、バネのように伸び縮み。その伸縮性に驚くとともに、容易に切れることがないとわかります。その縫製方法は、創業当時に初代が縫っていた下着の縫製技術が活かされているそう。「莫大小(メリヤス) 生地を縫うには、技量と感性、生地とミシンに呼吸を合せる、ライブ感が大事なんです。1着を縫いあげるのにミシンを数台、パーツに合わせて使い分けるんですよ」
そんな中村縫製の製品づくりは、古着からインスパイアされており、創作スペースには、古いもので1940年代のビンテージ古着が所狭しと並んでいます。「今みたいに洋服をポンポン買うことができなかった時代。みんな1着、1着を大事に着ていたんです。そんな人々に向け、当時の職人が、より着心地よく、丈夫にと試行錯誤した跡が古着に見られるんです」と中村さん。今では、技術を持つ縫子さんが少なくなった『天地(裾引き)』を続けているのも、ほかに代わる縫い方がない、その魅力を知ってこそ。古い時代の丁寧なモノづくりを知り、今のミシンで再現する。温故知新を大切に作られたカットソーにぜひ腕を通してみてください。
初代も現役の縫子として 活躍。4本針のミシンで、手際よく仕上げる
天地と呼ばれる裾引き。ミシンの目方で縫幅を決める熟練の技術
アイデアの源だという、多種多様なビンテージ古着が並ぶ創作スペース
油紙に押された中村縫製の刻印がなんともレトロ。ショップ袋にもこだわりを感じる
遊び盛りのお子さんにこそ丈夫なT シャツを。少し大きめサイズを着こなして
ざっくりシルエットがオシャレなカットソー。サイズは、3サイズ展開
着たときの肌触り、腕周りの 可動域、着心地の軽さに驚き!
ホワイトとキナリの2色展開。吊り編み生地による着心地のよさが格別
住所 | 〒132-0011 東京都江戸川区瑞江1-43-8 MAP |
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電話 | 03-3677-3241 |
営業時間 | 土曜10:00 ~ 17:00 |
定休日 | 日曜は不定休、平日は要予約 |
URL | http://nakamurahousei.tokyo/ |
その他 | 詳細はインスタグラム
@nakamurahousei_bs |