「蔵」 市川市本行徳11-4
行徳街道周辺には、大きなレンガを組んで造られた歴史を感じる蔵が点在しています。米などの食糧貯蔵に利用されていたそうで、その大きさや重厚感ある造りに、往時の繁栄をしのぶことができます。今も倉庫として使用されているようです。
伊勢内宮の土砂を遷し、内外両皇大神宮を勧請したことが始まりと言われ、本行徳1丁目から4丁目、本塩の総鎮守に当たります。こちらを中心に3年に一度の大祭「五ヵ町祭礼」を挙行、神輿渡御の行事が行われ、大神輿が町内を練り回ります。
日蓮宗のお寺で、境内には寺子屋の往時をしのばせる筆子塚が。夏には樹齢200年の古木のサルスベリが紅色の花を咲かせます。また、1742年に製作された10畳もの大きさがある釈迦涅槃図があり、8/20の施餓鬼と11/13のお会式に公開されます。
権現とは徳川家康のことで、かつて家康が東金で鷹狩りをする際に、江戸から船で今井の渡しを利用し、船橋へ向かうときに通ったと言われる道。行徳街道ができる前からある古い道で、沿道には多くの寺が点在し、寺町の風情を感じられます。
日通上人によって創建された日蓮宗のお寺で、境内には東日本では珍しく、千葉県でも唯一のキリシタン灯籠(織部灯籠)があることで有名。上部は灯籠の形で、下部に舟形の中にマントを着たバテレン(神父)が靴を履いた姿が彫られています。
大阪から来て塩焼を教えたという河本弥左衛門が出家し、宗玄和尚と名乗って創建した浄土真宗のお寺。地元の人からは塩場寺(しょばでら)と呼ばれているそう。本堂前の松の木の下には、行徳の俳人たちが松尾芭蕉の百回忌に建てた句碑があります。
浄土宗のお寺で、市指定有形文化財の山門、鐘楼、経蔵のほか、源頼朝の妻・北条政子が仏師・運慶に命じて彫らせたものと言われている本尊阿弥陀如来像なども。11/16に公開される寺宝「宮本武蔵のだるまの絵と書」「円山応挙の幽霊画」が有名です。