浦安市明海にあるトレードポート2階に2022年12月オープンした「ヤマグチクレープ新浦安店」。ここは山口晋一郎さんが南行徳で2019年に始めた「ヤマグチクレープ」の2号店。「〇〇〇クレープ」とオーナーの名前を付け、ユニークなロゴマークで、フランチャイズ展開しているクレープ屋です。
「無農薬の小麦粉や全粒粉、テンサイ糖、バターを濾したギーといった体によい食材や、本物のチョコを溶かして使用するなど、厳選した素材を使っています。生地を味わってほしいので、鉄板いっぱいに広げて焼くのですが、技術が必要なんですよ。映えないですが、おいしいクレープです」と山口さん。大きく厚みのある生地は、香ばしくサクッモチッとした食感。ホントノチョコバナナホイップ630円といったデザート系からスモークチキン650円などのサラダ系まで、種類も豊富でいろいろ味わいたくなります。
市川や浦安を中心に、今や全国で約45店舗。山口さんに始めたきっかけを聞きました。「以前鉄工所で働いていたときに、子供が熱を出して早退したら、嫌がらせを受けて。そんな状況が続いて、うつ状態になり、会社を辞めたんです。なにをやろうかと考えていたところ、みんなが好きな“粉もの”を思いついたんです。その中でもクレープは、食事にデザートと全時間帯で売れるなと。両親が昔クレープ屋をしていたことも思い出し、作り方やレシピを教えてもらい、アレンジを加え、自宅の1階を改装してオープンしました」
このクレープが話題となり、行列ができるほどに。その後当初から考えていたフランチャイズ展開をスタート。「このおいしいクレープを広めたいのと同時に、自分らしく働ける場を提供したいなと。独立や起業は大変だと思っている人も多いですが、フランチャイズ展開するのに際し、お金をかけずに始められるようにしたり、就業規定はなく自分のペースで働けるようにしています。そしてがんばれば結果が出ますし、やりがいも大きい。母も一度は閉店したクレープ屋をまたやりたいと地元岩手で開店。驚くほど売り上げを上げています(笑)」とほほえみます。そんな働き方に共感した人からお店をやりたいと全国から連絡が来ているそう。この夏にはキッチンカーが完成し、フェスやイベントに参加予定。おいしいクレープとともに新たな働き方の輪も広がりそうです。
住所 | 〒272-0146 千葉県市川市広尾1-16-24 MAP |
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営業時間 | 12:00~18:00 ※生地がなくなりしだい終了 |
定休日 | 月・木曜定休、ほか不定休あり |
URL | https://www.instagram.com/yamaguchicrepe/ |
その他 | アクセス/南行徳駅より徒歩20分
◆新浦安店◆ TELなし 浦安市明海6-1-10 新浦安トレードポート2F 11:00~18:00 不定休(インスタで告知) アクセス/新浦安駅より東京ベイシティバス3系統で明海南小学校下車すぐ https://www.instagram.com/yamaguchicrepe_sinurayasu/?hl=ja |