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この町のわたしのスキなひと(葛西臨海公園)
カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん

カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん

 葛西臨海公園の隣にあるカヌー・スラロームセンターは、東京オリンピックの競技会場として造られたコース。一般にも開放され、カヌー体験や水上遊具で水遊びができるほか、日本代表選手が練習している場でもあります。練習しやすい環境を求め、葛西に住んでいるという齋藤選手にカヌーの魅力を聞きました。

カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん特集

「私は神奈川県相模原市生まれで、通っていた幼稚園がアウトドアのカリキュラムが多く、ボーイスカウトの活動やカヌー体験も行う機会がありました。そこでカヌーの楽しさを知り、卒園後も課外クラブで練習し、大会に出るようになると父が遠征などのサポートをしてくれました」。2018年の福井国体で最年少優勝し、国内ランキング1位に。その成果が評価され、スターツの所属選手となり、日々練習に励んでいます。「4月に国内の代表選考会があり、その結果で海外の大会に出られるかが決まります。シーズン前半が5・6月、後半が9・10月で、6月はチェコとスロベニアでのワールドカップに参戦。1年の半分は海外遠征なので、ひとりで滞在の手配から、練習、大会に出場をします。大変なこともありますが、好きなことができることに感謝しながらがんばっています」とほほえみます。

カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん特集

取材した日は30℃を超える真夏日。水の流れが一見涼しそうに見えますが、水温は30℃近くあり、炎天下での運動なので、想像以上に体力を使う過酷な練習です。「カヌーは、波の力を使って飛ぶなど、陸上ではできない動きをしながら、コントロールしてより早いタイムでゴールします。海外だと自然の川を利用したコースも多く、川幅や波の立ち方も違います。さまざまな動きを試して、どんなコースでも対応できるようにしています。一緒に練習する先輩の足立和也選手から多くのことを学びながら、本格的なコースで練習できるのはありがたいです。直近の目標は10月にあるアジア大会で、中国の強い選手と対戦して勝つことです」。

カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん特集

カヌー・スラロームセンターでの練習は9時30分と15時30分からそれぞれ1時間(日程によって変わる場合あり)。コースが閉鎖される冬は新左近川親水公園で練習しているそう。「カヌー・スラロームセンターは、一般の方も自由に入って練習風景が見られるのでさんぽ途中に立ち寄ってほしいです。応援されるとがんばれるので(笑)。江戸川区には気軽にカヌー体験できる場所が多いので、一度乗ってみて、心地よさや楽しさを実感してほしいです」

カヌー・スラローム選手 齋藤康祐さん

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Data

カヌー・スラロームセンター
住所 〒134-0086 東京都江戸川区臨海町6-1-1 MAP
電話 03-6808-6100
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始休
URL https://canoe-slalom.tokyo/
その他 アクセス/葛西臨海公園駅より徒歩12分