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「千葉、茨城、福島の契約農家から直接お米を買い付けています。収穫時期になると、２ｔトラックで駆け付け、玄米の状況を見て仕入れます。当初は、最初から買うとは言わず、何回も農家に通いました。そして顔をつないで関係をつくり、今は信頼できる生産者から、いい状態のお米だけを提供してもらえるように。現地に行って実っている稲を見たり、生産者の方とお米の話をするのが楽しいです。また、それ以外にも全国の厳選したお米を15～20種類仕入れています。今となっては珍しいササニシキなど、お客さんの食べたいという要望に対応して仕入れています」

店内には、産地別のコシヒカリ、減農薬の特別栽培米やミルキークイーンなど種類豊富なお米が、娘さんが描いたというかわいらしいポップとともにずらり。また、移転したときに導入したという最新の精米機が置かれています。「毎日の精米は、米の種類や玄米の水分量、天候に合わせて、ひと袋ひと袋、調整して行っています。同じ米でも、精米したてはつやが違うんですよ。また、買っていただいたお米を２㎏から精米しています。健康志向の方には、減農薬の玄米や、五分づき、七分づきとご依頼に合わせて精米したり、好きな米をブレンドして精米することも。この最新の精米システムだと、さっと洗うだけで研がずにおいしく炊けるので、喜ばれています」

お米がおいしいとクチコミで広まり、常連客や遠くから買いに来る方も。米のエキスパートである松原さんに、好みの米のタイプや食べ方を相談してみるのもおすすめ。「新しいお店は住宅街にあり、駐車場を完備しているので車で来ていただけるようになりました。お客さんは近所の方のほか、浦安に住んでいて新橋で飲食店を経営している方など、それぞれのニーズに合わせてお米を提供しています。今は新米の時期。生産地をまわって、できたてのお米を仕入れています。今年は猛暑の影響が心配でしたが、お米は上々のでき。つやつやで、米本来のうまみを感じられる新米をぜひ食べてほしいですね」