ボルダリングウォ―ルやサッカーゴール、平均台、跳び箱などさまざまな設備が整う体育館。ここ「行徳スワロー体育クラブ」は、行徳駅と妙典駅の中間にあり、1973年に地域密着の体操クラブとして発足。2011年に現オーナーの田所さんが引き継ぎ、仲間とともに倉庫を体育館に造り変えてスタートしました。競技ではなく、子供たちが自由に体を動かすことを目的としたクラブ。田所さんに運営に際しての想いを聞きました。
画像上:行徳スワロー体育クラブのオーナー 田所弘之さん(後列右) とスタッフの皆さん
「私は学生時代に競泳選手で、とにかく練習という日々でした。結果を出せたときは嬉しいけど、つらいことも多くて。スポーツというと大会をめざすことが多いですが、勝ち負けにこだわらず、楽しく体を動かすことを学ぶ場をつくりたかったんです。教室で取り入れている『ライフキネティック』は、トランポリンを飛びながらスタッフのコマンドによって複数の動きをこなすなど、日常生活でも必要な動きを取得するために基礎運動能力をつけるというもの。ほかにもドイツで生まれた『パルシューレ』という基礎運動能力・自発性・社会性を身につけられる教育研究を背景に持ったボール遊びや、遊びやゲームの要素を共存させた『スポーツ鬼ごっこ』などを取り入れ、誰もが気軽にできて、体を動かすのが楽しくなることを行っています。小・中学生は複数のスポーツをした方が体の機能が発達しますよ」
運動するには食べることも大事と、活動は体育館の中だけにとどまらず、食育として年に数回新潟県で行う米作りの体験ツアーも。自然の中で寝泊まりしながら、田植えや稲刈りを行っています。また、市川市のスポーツ推進課と連携して、総合型地域スポーツクラブを設立したり、市川市の名産の果実について子供の学びになるようなことはないかと模索中だそう。
スタッフにはフットサルチーム「バルドラール浦安」の選手もいて、クラブで働いた後、夜に練習しています。
「子供たちを楽しませながら、いろいろなことができるようにサポートしています。生徒の中には試合の応援に来てくれる子もいるので励みになりますね」と、選手の吉田圭吾さん(メイン画像前列中)と井口綾人さん(メイン画像前列左)。
「子供たちは決まったカリキュラムを行うのではなく、その都度やりたいことにチャレンジしています。3~4年通う子が多いのですが、できなかったことができるようになると成長を感じますね」とスタッフの富澤英機さん(メイン画像後列中)が語ってくれました。
住所 | 〒272-0115 千葉県市川市富浜3-7-2 MAP |
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電話 | 047-357-0256 |
営業時間 | 10:30~18:30 |
定休日 | 土・日 |
URL | https://gspc.stars.ne.jp/ |
その他 | 妙典駅より徒歩8分、行徳駅より徒歩11分 |