高洲海浜公園の近く、青々とした芝生が広がる浦安Dパーク。ここは、浦安を拠点に活動しているジャパンラグビーリーグワンの「浦安 D-Rocks」のホームグラウンドで、日々フィールド練習やトレーニングをしている場所。取材におじゃましたのは、12月から始まる25-26シーズンのリーグに向けて、チーム練習が始まったタイミング。鍛えあげられがっちりとした体形の選手たちが練習に励んでいる中、爽やかな笑顔で迎えてくれたゼネラルマネージャーの下沖正博さんに今後の展開について話を聞きました。
「2022年7月にチームが発足、すぐに結果を出せるよう戦っていましたが、なかなか結果が伴わず、今は〝2028年に優勝争いをするクラブ〟という中長期目標を掲げ、新ヘッドコーチを迎え、再編を図っているところです。夏には北海道で合宿を行い、個人の体力面の強化のほか、チームの基盤を作り、長い試合を戦っていけるチームにしていきたいと思っています。今年5人の新しいメンバーが加わり、選手は今55人。さまざまな国籍・年齢で、家庭環境も違います。お互いを知り、リスペクトし、仲間のためにという思いを持ち、結束力を高めています」
多くの人に応援してもらいたいと、練習公開も予定しているそう。また、京葉線沿線のスポーツチームと連携した「KEIYO TEAM6+」のメンバーとして、地域全体でスポーツを盛り上げる活動や、移動の際に、温室効果ガスの排出を減らす工夫を行い、カーボンオフセットの取り組みなども行っています。そして、地域の一員として地元を盛り上げていきたいと、毎週水曜には浦安駅や新浦安駅前でファンと一緒にゴミ拾いをしたり、ラグビー教室やラグビーフェスティバル、地元のお祭りなどにも積極的に参加。近くに住んでいる選手も多いので、気さくに声をかけてほしいと話します。
「ゴミ拾いなど地道な活動を続けていることで、皆さんに声をかけてもらえる機会も増えました。10月に浦安Dパークでプレシーズンマッチを行うので気軽に試合を見てもらいたいです。また来シーズンは、関東圏で行う試合が増えるので、より応援に来てもらいやすくなりますし、試合当日は、みんな一緒になって応援したり、おいしいものを食べたりと1日楽しめるので、遊びに行く感覚で足を運んでほしいですね。強いチームでいることで応援してもらえる。応援してもらうには強くなくてはという思いで来シーズンも挑みます!」