Photo/Takashi Nishizawa
Text/Hiromi Onda(Listen)
2014年8月にオープンした『東京ポ~ク神社』は、そのユニークな名前から、地元でも噂の居酒屋です。その店名と同じ名前のしょうが焼き「ポーク神社」がこちらの看板メニュー。しゃれの利いたこの一皿は一体どのように生まれたのでしょう?
「オーナーがもともと静岡県出身で、富士山麓の高原で育てられた朝霧ヨーグル豚を見つけてきたのが店の始まりです」と、店長の根岸勉さんが教えてくれました。朝霧ヨーグル豚は、独自の発酵技術で製造したヨーグルト状の飼料を使用したブランド豚です。
「ほかの豚肉と比べて、とにかく脂身がうまい。このうまみをどうしたら活かせるか?と考えたときに、しょうが焼きを思い付きました」。やわらかい肉の食感を楽しんでもらうため、薄切りのバラ肉を大きめに切ります。火が通るか通らないかのギリギリのところを狙って手早く焼きあげ、脂身の甘さが立つように生姜と砂糖は控えめにしたという特製のタレで蒸し焼きに近い状態で仕上げます。アツアツをほお張ると、とろける食感にほっぺが落ちそう! 豚肉のうまみと、ほどよい甘さが後を引きます。お酒のつまみにとオーダーした人が、思わずごはんを頼んでしまう、というのも納得。「後味がしつこくないから、女性のお客さんも一皿ペロリと平らげてますよ」と根岸さん。
開店当初、「ポーク神社」と「ポークステーキ」の2種類だった朝霧ヨーグル豚のメニューは、常連さんに人気の「メンチカツ」や「ブタ丼」など、今や10種類ほどに増えました。「ランチやオススメメニューで好評だった料理がひとつずつ定番に昇格しました。お客さんの要望にはやっぱり応えていきたいですから」
根岸さんは、子供のころから大の料理好きで、これまでも中華、割烹、洋食とさまざまな店で修業を積んできたと言います。「実は、この店は初めて僕が任された店なんです。責任を持って提供した味をおいしいと言ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。東京ポ~ク神社のおいしい豚肉でお客さんにも福が来ると嬉しいですね」
※記事内容は2015年12月時点のものです
住所 | 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6-27-8NEXTV1F MAP |
---|---|
電話 | 0120-87-4129 |
営業時間 | 11:30~14:00、17:00~翌1:00(ランチは土・日・祝日休) |
定休日 | 不定休、 年末年始12/31~1/4休 |
その他 | アクセス/西葛西駅南口より徒歩5分
メニュー/ポーク神社(しょうが焼き)734円、メンチカツ(1枚)270円 ※カード可 |
【エリア担当/miyax】
朝霧ヨーグル豚がうまいのはもちろんですが、個人的にはお刺身もオススメ。旬の素材にこだわって、毎日築地から仕入れる新鮮な魚もおいしい! これが日本酒に合うんですよね…獺祭をはじめ、種類も豊富に揃います