町と人をつなぐコミュニケーションサイト

この町のわたしのスキなひと(行徳)
pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん

 行徳駅にもほど近い住宅街。高級スイーツ店のような黒のシックな外観のお店からパンのいい香りが漂っています。オーナーである高橋佳介さんは、2年に一度開催されるパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で2023年に行われた第9回大会で総合4位に入賞したという実力派。高橋さんにパン作りのきっかけや大会への想いを聞きました。

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん特集

「今思うと、子供の頃から料理をするのが好きだったんですよね。高校卒業後、出身地の船橋で有名なパン屋『ピーターパン』で働きたいと思い、専門学校で勉強して就職しました。次のお店のときに、19歳で『第5回モンディアル・デュ・パン』のアシスタントコンクールで2位になり、大会に出場。今後はアシスタントではなく、代表として出場したいと、フランスに行ってパンについて学んだり、日本代表になった割田健一さんが当時働いていた『銀座レカン』や、第7回大会で総合優勝した大澤秀一さんの『Comme'N』で働きながら技術を磨き、第9回大会の代表選考会で3位。第9回の選考会では優勝を獲得し、翌年に行われた世界大会である『モンデュアル・デュ・パン』では世界4位となりました。」

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん特集

「これからは自分の作りたいものを作りたいと思うようになり、独立を決意。場所を探し、クラウドファンディングを活用して、2024年6月にオープンしました。僕にとってコンクールは、自分を変えてくれるもの。挑戦したからこそお店を持てましたし、チャレンジする原動力になっています。自分も世界一を取らなければという想いがいつもつきまとっているんです」 

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん特集

 店名の「フロレゾン」は、開花という意味があり、人生において大輪の花を咲かせたいという想いを込めているとのこと。お店には高橋さんの代表作である生地の層が美しいクロワッサンのほか、国産小麦やフランス産発酵バターのほか、具に使っている食材にもこだわったパンがずらり。
「世界で競った技術を自分の店で表現し、見て楽しく、食べておいしいパンで皆さんに喜んでもらいたいです。今後はもっと多彩なパンや焼き菓子も作りたいですし、ベンチを置いたり、将来的にはゆったりとパンを味わえるベーカリーカフェにしたいですね」

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん特集

 第9回大会の「モンディアル・デュ・パン」で上位に入賞した6チームが、世界一の座を競う国際コンクール「ベスト・オブ・モンデュアル・デュ・パン」が、6月に大阪万博内で開催されます。高橋さんの活躍、そして進化するお店も楽しみです!

pain FLORAISON オーナーシェフ 高橋佳介さん

「いいね!」して町のぷちネタを受け取ろう

Data

pain FLORAISON
住所 〒272-0133 千葉県市川市行徳駅前1-26-3 MAP
営業時間 9:00~19:00
定休日 火・水曜定休、ほか不定休あり
URL https://www.instagram.com/pain_floraison/
その他 アクセス/行徳駅より徒歩2分