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日蓮宗 本覚山 妙勝寺 住職 髙松孝行さん

日蓮宗 本覚山 妙勝寺  住職 髙松孝行さん

Photo / Kenji Nakata
Text /Naomi Terakawa

日蓮宗 本覚山 妙勝寺  住職 髙松孝行さん特集

 環七通りの西瑞江5丁目交差点を1本入った古川親水公園沿いに立つ古稀。700余年の由緒ある「日蓮宗 本覚山妙勝寺」です。境内を案内してくれたのは、44代目の住職・髙松孝行さん。4000坪もの敷地には、本堂のほかに、開山した成就院日尚上人を祀った御堂・開山堂などがあり、鐘楼堂からは毎日17時に鐘の音が響きわたります。「初夏はツツジ、春は山門ごしにソメイヨシノ、秋には黄色に色付くイチョウの紅葉など、四季折々の風景が楽しめます」と髙松さん。

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これまでに東京青年会議所(JC)のさまざまな事業の実行委員長も務めるなど、社会貢献の活動にも精力的な髙松さん。「お寺はそもそも地域教育を担う場所。戦前は、武家出身の曾祖母がなぎなたやお茶、お花を教えたり、戦後は、学校の先生や大学生などが本堂内にある小部屋に居候をして、家賃代わりに近所の子供たちの勉強を見ていたそうです」と、まさに寺子屋! 現在は、「まちのお寺の学校」というサイトに登録し、ヨガやグルーデコなどのアクセサリ作りのワークショップやお寺体験を行っています。

日蓮宗 本覚山 妙勝寺  住職 髙松孝行さん特集

髙松さんにとって2011年の東日本大震災が大きな転機に。「被災地での傾聴ボランティア活動や慰霊行脚を行う中で無力さを実感しました。自分になにができるか? 自問している際に、地域コミュニティ再生のために協力してほしいという地元の声を聴き、住民とともにさまざまなイベントを行うようになりました」。そのひとつが被災した子供たちをお寺に招く、ツアー。髙松さんの思いに賛同した地域のボランティアにより、毎年続けられています。

 被災地での活動を通して災害時のお寺の役割や可能性を実感。「日蓮宗の災害支援“いのちの井戸”という事業のプロジェクトリーダーを務め、防災アプリ『全国避難所ガイド』を運営する企業と行政以外の民間として初めて防災協定を締結。宗派として地域貢献する事業を立ち上げ、現在は1000件を超える寺院を登録しました」

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 過疎化が進む佐渡の支援対策にも尽力。佐渡産のお米を佐渡三本山にて御祈願し、全国の日蓮宗寺院にお供え物として頒布。その利益を生産者に還元しています。

「このあたりは地域のつながりが強いのが特徴です。お寺をコミュニティの場所として、これからもひとり親家庭の支援や、防災対策などに取りくんでいけたら」と髙松さん。多岐にわたる奉仕活動を行う髙松さんのもとには、地域からも多くの相談が寄せられます。

※この記事は2020年2月20日現在のものです

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Data

日蓮宗 本覚山 妙勝寺
住所 〒134-0013 東京都江戸川区江戸川6-7-15MAP
電話 03-3680-5608
URL http://www.myousyou-ji.or.jp/index.html