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この町のわたしのスキなひと(篠崎)
公益財団法人 えどがわ環境財団 獣医師 朝比奈正子さん

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「馬って、中指だけで立って走っているんですよ」「起きてる間はずっと食べてますね。草は硬いからしっかりかまなきゃいけないし、だから大きな歯がたくさんあって、あごが長くなって…」。目の前で走るポニーを見つめながら、その習性や生態について教えてくれた江戸川区の獣医師、朝比奈正子さん。楽しそうに、愛おしそうに話す声音と、次から次に飛び出すたくさんの知識から、朝比奈さんが愛情を持って馬や動物たちと接していることが伝わってきます。

公益財団法人 えどがわ環境財団 獣医師 朝比奈正子さん特集

元来動物が好きで獣医師をめざし、縁あって「江戸川区自然動物園」に就職することになったという朝比奈さん。「篠崎ポニーランド」、「なぎさポニーランド」と3つある区内の施設を行き来しながら35年、この町で働いてきました。「携帯電話はもちろん、FAXもない時代。コピーもあったかなかったか…(笑)。大学では主に家畜でしか学んできていないので、文献を読んだり経験者に聞いたりして。黒電話で連絡を取って、新幹線や夜行バスで各地の動物園に行って勉強しました」と、駆け出しの頃を振り返ります。

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ここ5年ほどは両ポニーランドの園長との“二足のわらじ”でしたが、定年を機に退任し、4月からなぎさポニーランドに常勤。「普段は飼育担当者が健康状態を見ていて、なにか異常があったときに私に相談があります。そこは人間と同じですね。飼育員は“家族”で、私は皆さんの病気やケガを診察する“医者”です」。そう言いながら、やっぱり朝比奈さんも日頃から馬たちとかかわり合いたい様子。ポニーの世話をする飼育員を眺めながら、「私にもやらせて? って頼んだこともあったけど、『獣医さんはやらなくていいです』って言われてできなかった」と笑います。

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「馬は人を信頼して寄ってきてくれるし、触らせてくれる。体温が高くて37℃くらいあるから、大きくてあったかいんです」。この日会ったポニーのリリーちゃんの首もとをなでてみると、朝比奈さんの言う通り温かくて、やさしく見つめ返してくれる瞳に、心までじんわり。「この地域の子たちは幸せだと思う。こんなふうに馬がいる風景を毎日見られるから」と朝比奈さんが話をしているそばから、馬場にいるポニーに向かって大きな声で話しかける通りかかりの保育園児の姿が。「馬や飼育員の名前を覚えてくれる子もいるんですよ」と朝比奈さんは嬉しそうに言って、来園した子供が描いた馬の絵を見せてくれました。

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篠崎ポニーランド
篠崎ポニーランド
住所 〒 東京都江戸川区篠崎町3-12-17MAP
電話 03-3678-7520
営業時間 10時00分 ~ 11時30分 13時30分 ~ 15時00分
定休日 月曜日(祝休日の場合は翌日) 年末年始(12月30日~1月1日)