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MAMANOTE 大河友美さん

MAMANOTE 大河友美さん

Photo/Kenji Nakata
Text/Satoko Nemoto

 アーティストによるワークショップに、年2回のハンドメイドイベント「THE MARKET」。ママや江戸川区でお店をかまえる店主らが講師や作家として活動する「MAMANOTE」が、新しい地域コミュニテイの場として話題になっています。

 主宰するのは大河友美さん。自身も2人の女の子のママです。ワークショップを開いているという自宅のリビングは、大きな窓からたっぷり光が入る居心地のいい空間。ママたちが楽しく手を動かす様子が目に浮かぶようです。「MAMANOTE」を始めたきっかけは、「ママたちが活躍できる場所がほしかったから」と大河さん。子育てを通じて知り合ったママ友には、美大で勉強したり、アートの仕事に携わった人が少なからずいたそう。「何かやりたいけれど、やる場所がない。どうやっていいかもわからない。 “ママの手”で暮らしが豊かになればと、自宅でワークショップを始めたんです」

MAMANOTE 大河友美さん特集

 第1回のワークショップは、2014年のベーグル教室。講師はパン作りを本格的に習っていたママ友が務めました。「ワークショップをやることになり、真っ先にホームページを作りました。予約もホームページから受け付けて…」と、その運営はプロの仕事です。というのも、大河さんの前職は空間デザイン会社のプランナー。ホームページを開くと、サイトデザイン、ワークショップのクオリティなどプランナーとしてのプロ意識が伝わってきます。

MAMANOTE 大河友美さん特集

 今年実施したワークショップは、銀粘土のアクセサリー、花やグリーンを束ねて吊るすスワッグ、マクラメ編みのカゴバッグなど。中にはヨガ講師やサーファーとして人気のアンジェラ・磨紀・バーノンさんによるドリームボード作りも! 「ぜんぜん面識はなかったのですが、来日される機会に講師で来ていただけないかと、直接メールで依頼しました」と行動力も抜群です。

MAMANOTE 大河友美さん特集

 大河さんは葛西の生まれ育ちですが、以前は江戸川区が苦手だったと言います。「買いものも、美味しいものも、習いごとも、都心に行かないとない。葛西は千葉に間違えられるし、微妙な場所だなと(笑)」。でも、結婚して目黒区に住み、子育てのために葛西に戻ってから、江戸川区のよさに気づいたそうです「地元で活動することで、密接な交流が生まれています。それに自然が多くて、空気がゆったりしているんですよ。都心からもぜひ江戸川区に遊びに来てほしいですね」

MAMANOTE 大河友美さん

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Data

MAMANOTE
URL https://www.mamano-te.com

ワークショップの詳細は上記ホームページより。次回の「THE MARKET」は7月20日(土)10:00~15:00、スターツホーム家Labo で開催