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五分一珈琲 川野陽子さん

五分一珈琲 川野陽子さん

 新小岩駅よりルミエール商店街を抜けて徒歩20分ほど、松島の五分一通り沿いに2021年1月にオープンしたのが「五分一珈琲」です。築約40年の2階建ての古民家を、木の柱や梁を活かしおしゃれな空間へとリノベーション。2面の大きな窓と、吹き抜けから注ぐ陽光が店内を明るく照らします。「どこか懐かしさを感じられる、落ち着いた雰囲気の喫茶店にしたかったんです」と話す、笑顔がチャーミングなオーナーの川野陽子さん。

五分一珈琲 川野陽子さん特集

 祖父や母が喫茶店のコーヒーが好きだった影響で、「地元で開業したい」という目標を持つように。都内の喫茶店やカフェに勤務し、休日には、日本全国の喫茶店を巡って、アイデアを蓄積していったそう。念願のオープンの際は、古くから親しまれている地域の名称・五分一を入れた店名に。憩いの場として、地域住民に愛されるように、という思いが込められています。

五分一珈琲 川野陽子さん特集

 コーヒーやトースト、しっかり固めのプリン370円など、純喫茶をイメージしたメニューは老若男女問わず好評。お隣の「本田豆腐店」の豆腐で作る豆腐のチーズケーキや、近隣の「ベーカリーケルン」の食パンを使ったたまごサンドなど、地元愛あふれるメニューも嬉しい。「秋冬はほうじ茶ラテやヘーゼルナッツ、キャラメルのフレーバーラテなど、季節ごとのメニューも提供しています」と川野さん。篠崎の「たぐち珈琲豆店」の珈琲豆で淹れるコーヒーは、シングルまたはオリジナルブレンドで提供。挽きたてのコーヒー豆を100g単位で販売もしています。

五分一珈琲 川野陽子さん特集

 常連さんのもうひとつのお目当ては店長のかりんちゃん。人見知りで、実は甘えん坊のシベリアンハスキーです。通常は別室勤務のため、小窓から姿が見えることも。「かりんと近所を散歩していると、『店長!』と声をかけてもらうことも多く、近隣の方との交流も増えました」と川野さん。4姉妹の末っ子のため、お店が忙しいときは2階にオフィスを構えているお姉さんが手伝いに来てくれるそう。
 地域の方々の活動の場にしたいと2階はレンタルスペースになっています。「明るくて、親しみやすい住民が多いこの町が昔から大好きです。このレンタルスペースも、みんなが交流する場になって一緒に素敵な空間にしていけたら嬉しいです。町が今後変わっていくなかでも、この店も一緒に成長していきたいですね」と、愛する町への思いを語ってくれました。

五分一珈琲 川野陽子さん

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Data

住所 〒132-0031 東京都江戸川区松島2-17-12 MAP
電話 050-3704-1712
営業時間 10:00~17:00(16:30LO)
定休日 不定休
その他 アクセス/新小岩駅より徒歩20分