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旧江戸川歴史さんぽ②

旧江戸川歴史さんぽ②

~往時の繁栄に思いをはせる~

 製塩を行っていた行徳は、江戸時代に幕府の天領となり製塩業が大きく拡大、関東でも有数の生産量になりました。その塩を江戸で船で運搬するために造られたのが旧江戸川。川沿いに常夜灯が残るなどかつての面影が感じられます。また、行徳は成田山詣での宿場として栄え、行徳街道周辺は寺院や神社も多く建てられました。すがすがしい風を感じる川辺を歩いたり、歴史を感じる建物を巡る街さんぽを楽しんでみませんか?

「常夜灯公園」 市川市本行徳28
旧江戸川歴史さんぽ②特集

 塩を運ぶために本行徳と江戸を往復していた「行徳船」は、やがて人や物資を運ぶ便利な交通網としてにぎわっていきました。当時、航路の安全祈願のために建てられた高さ4.3mの常夜灯は市指定有形文化財になっています。今は公園として整備され、旧江戸川や対岸の景色を眺めながらのんびり過ごせます。川に張り出すように造られたテーブルやベンチを配したテラスがあるので、お弁当を持って行ったり、すぐ横にある売店あづま家でドリンクや軽食を買って、ピクニック気分を味わうのもおすすめ。

旧江戸川歴史さんぽ②特集

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「八幡神社」 市川市本行徳25-20
旧江戸川歴史さんぽ②特集

 赤い鳥居が目を引く本行徳3丁目の鎮守。「五ヵ町祭礼」では3丁目渡御の舞台に。境内には天満天神の碑や68貫目(255kg)の力石があり、明治時代の力士の銘が刻まれています。境内の奥には富士山を神として祀る富士塚も。

「田中邸」 市川市本行徳26-8
旧江戸川歴史さんぽ②特集

 行徳街道沿いには、製塩業でにぎわいを見せていた頃に建てられた歴史的な建造物が今でも残っています。元行徳町長の自宅だった「田中邸」のほか、塩問屋の「加藤邸」(国登録有形文化財)、旅人が必ず立ち寄ったという「笹屋うどん」跡などがあります。

旧江戸川歴史さんぽ②

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