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この町のわたしの好きな人(篠崎)
たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん

たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん

Photo/Takashi Nishizawa
Text/Satoko Nemoto(Sawa-Sawa)

住宅街の篠崎で唯一の コーヒー豆の焙煎店

 店に近づくと焙煎の香りが漂ってきます。コーヒー好きにはたまらない香り。店主の田口真太郎さんが、焙煎したてのコーヒーを試飲させてくれました。エチオピア産のモカで、イルガチェフという地域名を冠したコーヒーです。
「どの国、どの地域、どの農園と、コーヒーもトレーサビリティが問われる時代。味は産地だけでなく、乾燥方法によっても変わります。これは“ナチュラル”といって、コーヒーの実を水洗いせず、果肉のまま乾燥させているので、ワインやブランデーのような発酵風味が出るのが特徴です」

たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん特集


 田口さんは、全国で約700人しかいないコーヒーインストラクター1級の資格保持者です。自身の店では60種類あまりの在庫の中から、日替わりで10種類ほどの焙煎豆を販売。また、江戸川区内の喫茶店をはじめ約30店舗に、その店のオリジナルブレンドを作って卸しています。
 コーヒーの世界に入ったのは、お父さんが高円寺で喫茶店をやっていたから。小学生の頃からコーヒーをドリップしてお客さんに出しては、「親父が淹れたほうがおいしいなあ」なんて言われていたそう。18年前に地元の篠崎へ移転して焙煎店となり、今は田口さんがひとりで営んでいます。

たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん特集

たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん特集

焙煎したての香りと味を 楽しんでほしいですね

「喫茶店って儲からないんですよ。でも、卸し先には利益を上げてほしい。僕は喫茶店も焙煎店も経験しているので、コーヒー業界のトレンドを伝えてアドバイスもします。焙煎豆の販売をする、カフェインレスコーヒーを扱うとかね」
 コーヒーの魅力を「5秒、10秒の焙煎時間の違いで、味がまったく変わること」と話す田口さん。生豆を浅煎りから深煎りまで、最低3~4段階に焙煎し、試飲して甘みや酸味、果実味などを確かめます。一方で「マクドナルドやセブン‐イレブンはすごい」とも。「インスタントコーヒーを飲んでいた人たちが、おいしいレギュラーコーヒーへ移っています。品質が底上げされれば、おいしいコーヒーを求める人が増える。嬉しいことですね」

※記事内容は2015年8月時点のものです

たぐち珈琲豆店 田口真太郎さん

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Data

たぐち珈琲豆店
たぐち珈琲豆店
住所 〒133-0054 東京都江戸川区上篠崎4-29-11 MAP
営業時間 14:00~19:00、土・日・祝日10:00~18:00 
定休日 水曜定休
URL http://www.taguti-coffee.com
その他 アクセス/篠崎駅北口より徒歩3分 メニュー/焙煎豆(ブレン ド)150g790円~

【編集担当/don】
田口さんのお店に行くと、つい長居をしてしまいます。コーヒーの知識はもちろん、実はかなりの音楽好きの田口さんのお話に、時を忘れて聴き入ってしまうから…。店内に飾られたローリング・ストーンズのポスターにも注目