さぁ新年の始まり！ 今年の初遊びは何をしますか？ どうせ遊ぶなら江戸の昔に思いをはせ、縁起を担いで伝承遊びをしませんか？
江戸時代に発した庶民の文化
今も昔も変わらない風遊び
東北地方では「天旗」とも呼ばれる、縁起の良い遊び。一昔前には正月や端午の節句に、色鮮やかな凧が空を舞う姿を目にしていた方も多いはず。都市の近代化と共に見る機会が少なくなってきましたが、今年は年初めの願いを込めて、凧揚げに挑戦しませんか？
教えてくれたのは
『 江戸川凧の愛好会 』
江戸凧の魅力を今の世代に伝える活動をしている団体。江戸川区の学校を中心に子ども達に凧作りを教える活動も行っています。
五穀豊穣を招く、縁起の良い三番叟 （さんばんそう）の凧
羽根突き遊びから生まれた
伝統工芸の節句飾り
突き合う羽根の様子が、病原を運ぶ蚊の天敵・トンボに似ていることから「病を除ける」縁起の良い遊びとされた羽根突き。江戸時代には、羽根突きの板に歌舞伎役者の舞台姿を押絵で飾った押絵羽子板が生まれ、初正月を祝う女児への贈り物として庶民に広まりました。
教えてくれたのは
『秀光人形工房』
節句飾りを製造・販売する創業約50 年の人形工房。職人の手で丹精を込めて作られる人形は、温かい表情と優美な着物の着こなしが魅力。
１点１点手作りで仕上げる押絵羽子板
技の種類は無限大！
面白く、楽しく自分らしく技を決める
「あ さて あ さて さては南京玉すだれ」の歌でおなじみの玉すだれ。元は庶民の間で広まった子ども遊びでした。正月には縁起物として「富士山」等が演じられますが、その題材は自由。自分たちの創造力で新しい技を作り出すのも楽しみの一つです！
教えてくれたのは
『新川さくら館』
休憩スペースやイベント用の多目的ホールを併設した施設
は、新川の歴史を伝えるとともに、訪れる人の大切なコミュニケーションの場となっています。
一人で出来る技から、大人数で完成 させる技など種類は無限
地域に根付いたエコの知恵
カードゲームで遊んで学ぼう
読み句、絵札のイラストを一般公募し3 年かけて制作されたエコかるた。題材は、世界規模の環境に関する内容から、江東区ならではの読み札まで個性豊か！昔ながらのかるたを通して、環境について考えるきっかけができれば、と思いが込められています。
教えてくれたのは
『えこっくる江東 環境学習情報館』
環境について体感しながら学べる学習施設として2007 年にオープン。年間を通して様々な講座を開催しており、親子で環境を知ることができる講座が特に人気。
えこっくる江東またはこうとう情報ステーション （江東区役所2F）にて購入可能。1 組600 円。
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