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下妙典 獅子保存会 山口和裕さん

下妙典 獅子保存会 山口和裕さん

 古くから、魔除けの意味を持つ縁起物として親しまれている獅子頭。「神輿のまち」として知られる行徳地区では、神輿ではなく獅子頭を所有する神社も数カ所あり、そのひとつが妙典駅から徒歩7分の妙典春日神社。境内には妙典三丁目自治会館があり、ここを拠点にしているのが、獅子頭の祭礼の運営を中心とした「下妙典獅子保存会」。今回お話を伺った山口和裕さんもメンバーのひとりです。

下妙典 獅子保存会 山口和裕さん特集

 3年に一度の10月に開催される、妙典春日神社の祭礼。神社に保管されている雄と雌のふたつの巨大な獅子頭を台輪に載せ、「わっしょい!」と威勢のよい掛け声とともに、神輿のように担いで町内を練り歩きます。耳がツンと立って一本角が伸びている雄と、耳が垂れている雌で、2基が対になって移動します。「11時から19時まで、伝統の白装束に身を包んだ各8人の担ぎ手が、神社を拠点に妙典駅や寺町通り周辺を巡ります。途中、町内の家でお茶やおひねり(祭礼への寄付金)をいただいたり。3年に一度の獅子頭の渡御を楽しみにしてくれている地域の方々のためにも、伝統文化を継承していかなければと、実感しています」
 そう話す山口さんが、獅子保存会での活動をスタートさせたのは約20年前。幼少期から親しんできた祭りに携わることは自然だったと言います。「子供の頃に青い法被を着て、お獅子の前で撮った写真が今も残っています。獅子頭の中に納めてある『あおり』と呼ばれる約4mの長さの布を出して、パタパタとあおった記憶も」。後に悪魔っぱらいの風習だったと知ったそう。

下妙典 獅子保存会 山口和裕さん特集

 コロナ禍で2021年の祭礼は中止に。その間、山口さんたちは月に1回、地域の清掃活動をスタート。「続けているうちに、近隣の町会とも協力し合い、毎回20~30人ほどが参加する5チーム体制で行うようになりました。この法被を着て清掃をしていると、地域の方が気さくに声をかけてくれるので嬉しいですね」と、ほほえみます。

下妙典 獅子保存会 山口和裕さん特集

 次回の祭礼の開催は、2024年を予定。その際には、男性限定から、女性の担ぎ手も受け入れるなど、次代に合わせた新しいルールも思案中。また、3年に一度の祭礼だけでなく、ここ数年は、獅子保存会が中心となって、餅つき会や盆踊りなど、地域の行事も精力的に行っています。「子供会などの活動が減っている今、子供たちに行事の楽しさを知ってほしいと思っています」と、地域の未来に向けた思いを語ってくれました。

下妙典 獅子保存会 山口和裕さん

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Data

妙典春日神社(妙典三丁目自治会館)
住所 〒272-0111 千葉県市川市妙典3-6-12MAP
その他 アクセス/妙典駅より徒歩7分